
真保監督の起用に応え、スタメンだけでなく途中出場の選手の活躍も光る。
8月7日からAVCカップを戦う真保綱一郎監督率いる男子バレーボール日本代表は、13日にセミファイナル(1−4位)に臨み、バーレーンに3-0(27-25、25-15、25-20)で勝利して本大会初の決勝進出を決めた。
今大会、初スタメンの小野遥輝がブロック4得点を含む10得点と活躍。深津旭弘をはじめ、好サーブで相手チームを揺さぶることができているのも頼もしい。第1セット途中、流れが滞った場面でコートに立った小澤宙輝の貢献もあり、このセットをデュースで取り切れたことが、その後のセットにも良い影響を及ぼした。
スタメンはOH:樋口裕希・富田将馬、MB:小野遥輝・エバデダン ラリー、OP:大竹壱青、S:深津旭弘、L:髙橋和幸。
個人成績は以下の通り。 ・富田将馬 OH 13得点 ・樋口裕希 OH 11得点 ・小野遥輝 MB 10得点 ・エバデダン ラリー MB 9得点 ・大竹壱青 OP 7得点 ・深津旭弘 S 2得点 ・小澤宙輝 OP 2得点

14日に行われる決勝は、勢いに乗っていた韓国をフルセットの末に倒した中国と対戦する。
2022男子バレーボール日本代表は、今季、AVCカップ(8月7日〜14日/真保綱一郎監督)では優勝を、世界選手権(8月26日〜9月11日/フィリップ・ブラン監督)ではベスト8以上を目標に掲げて強化に取り組んできた。
フィリップ・ブラン監督率いる日本代表は、8月26日に開幕する世界選手権(ポーランド、スロベニアの共同開催)に向けて、14日未明に事前合宿を行うイタリアへ旅立った。19日にアメリカと、20日にイタリアとフレンドリーマッチを行い、23日にスロベニアに入る予定だ。
AVCカップ日本代表としては何としても優勝して、世界選手権日本代表に最高のエールを届けたいところだ。スタメンだけでなく、途中出場の選手が要所要所で持ち味を発揮し、チーム一丸でつかんだ決勝の舞台を大いに楽しみ、それぞれに役割を果たして勝利を呼び込んでほしい。




文責:金子裕美 写真:AVC