「世界に勝つためには世界を知らなければいけない」日本代表エース石川祐希、来季はパドヴァでプレー

日本代表のエース、石川祐希は6月6日(木)、すでに発表している来季の所属チーム・パドヴァ(Padova)との契約に関する会見を都内で行った。石川は昨季、イタリア・セリエAのシエナ(Siena・昨季11位)でプレーし、中心選手として存在感を発揮したが、さらなるステップアップを望み、パドヴァ(昨季7位)に移籍を決めた。東京五輪の前年にあたり、日本でプレーする可能性もあったが、「世界に勝つためには世界を知らなければいけない」ときっぱり。「代表チームのためにも、海外でプレーすることが必要」と話した。

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総得点でリーグ12位と好成績を上げ、チームで唯一全試合スタメン出場を果たした2018/19シーズン。よりチーム力の高いチームで、更なる飛躍をめざす(写真は©Emma Villas Siena)

 

「昨シーズン、シエナでプレーして、チームとしてはあまり結果を出すことができませんでしたが、個人としては結果をつかめたと思いますので、今シーズン、チームを決める上で、前シーズンよりもレベルの高いチームでプレーしたいと思い、パドヴァと契約しました。

パドヴァでは昨シーズンよりも良い結果を求めて行きたいと思いますし、まずは地元のファンの方々(サポーター)に受け入れてもらえるように努力していきたいと思います。

(具体的には)前シーズン、見えた課題であるレセプションの返球率、スパイクの効果率などを高めていきたいです。また、今シーズン、日本代表として戦う中でも課題が見えてくると思うので、それについては(W杯後にイタリアへの)出発の際にお話しさせていただければと思います。

オリンピックの前年ということもありますが、自分が世界で戦うことが日本代表チームを強くすることだと思ってこのような決断をしましたし、イタリアでしっかり結果を出して、日本に帰って来たいと思います。

目標は世界のトップ(チーム)でプレーすることです。それは変わりません。昨シーズンよりもレベルを上げて、今シーズンが世界のトップでプレーするためのステップアップになるよう頑張ります」

 

——パドヴァはどんなチームですか。

「昨シーズン7位。シエナよりもレベルの高いチームです。メンバーもそれほど変わらないので、昨年以上の結果を求めてやっていきたいです。代表選手がそれほどいるチームではない。選手の平均年齢が高いと思うので、自分がチームを引っ張っていけるような選手になっていきたいと思います」

 

——パドヴァを選んだ決め手は?

「ステップアップしていく上で、昨シーズンよりもより高いレベルのチームでプレーしたいと思っていました。また、スターティング6に入れるチームを探していたところ、パドヴァから声をかけていただきました」

 

——心惹かれる言葉をもらった?

「いえ、エージェントから『こういうチームからオファーをもらっている』と提示されたチームの中から自分で選んだという感じです」

 

——オファーはどのくらいのチームからもらいましたか。

「今シーズンはセリエAに絞っていましたが、その3分の2くらいのチームからオファーをいただいて、その中から選択しました」

 

——その中にはプレーオフに出場したチームもあったと思いますが、なぜパドヴァに?

「パドヴァよりも上のチームからもオファーをいただいていましたが、東京五輪が控えているので、試合に出ることに意味があると思い、自分の実力を考えてパドヴァを選びました」

 

——昨シーズンよりも上のチームです。不安はなかったですか。

「それはありません。やってやる!という気持ちしかありません。不安を持っていたら、向こうでプレーできないと思います。プロ選手になってから、挑戦するという覚悟を持って、自分が生きてるいくためにやるべきことを徹底して貫いていきたいと思います」

 

——オリンピック前年ということで、日本でプレーするという選択肢もあったと思いますが、そこは悩まなかったですか。

「ゼロではなかったです。Vリーグが早く終わって、代表合宿も早くスタートすると聞いていたので、それを踏まえて考えました。その結果、勝つためには海外でプレーすることが、今の自分には一番大事であると思ったので、こういう選択になりました」

 

——この移籍が来年の東京五輪にどうつながると考えていますか。

「世界に勝つためには、世界を知らなければいけないので、今以上に世界の選手、チームを知って、その経験を東京につなげたいと思います。そのためには、全試合にスタメン出場することは大前提として、選手としてのスキルやメンタルをより強化できるシーズンにしたいと思います」

 

——24歳。プロ2年目。自分の立ち位置をどうとらえていますか。

「(世界には)自分の年齢でももっとレベルの高いチームでプレーしている選手がいます。とはいえイタリアリーグでいえば自分は若いほうに入るので、まだまだ可能性はたくさんあると思いますし、早い段階でトップチームにいきたいと思っていますので、今シーズンは昨シーズン以上に大事になると思います。常にそういう意識を持ちながら取り組んでいきたいと思っています」

 

——改めて目標を聞かせてください。

「プロ選手になってから、プレーオフに行っていないので、チームとしても個人としてもプレーオフ出場を目標に取り組んでいきたいと思います」

 

——世界で戦う意味を教えてください。

「自分が高いレベルでプレーしたいということと、日本が強くなるためにも海外に出て世界基準でプレーしたり経験を積んだりすることが重要だと考えているからです。昨シーズンはコンディションが良く、ケガもなく、全試合に出場することができました。最低ラインはクリアしたと思っていますので、そこを継続しつつ、より良い結果を求めていきたいと思っています」

 

——最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。

「日本でプレーはできませんが、海外からでも、結果や自分のプレーする姿をたくさんの方に伝えたいと思っています。現地に見にきてくださるとなおさら嬉しいですし、まずは自分がいいプレーをして結果を出すことが、ファンの方々の応援に対する恩返しになると思うので、そこの意識を十分に持って戦っていきたいと思います」

 

 

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