石川祐希がイタリアへ出発!

世界選手権で1次リーグ敗退となった日本。予定よりも早い帰国となったが、気持ちは次なる戦いに向かっている。9月24日(月)には石川祐希がイタリアへと旅立った。今季はイタリア一部リーグ・セリエA の“Emma Villa Siena”(シエナ)に所属し、「リクエストした」という背番号14をつけてプレーする。

「日本チームに貢献できる力をつけて帰ってくる」

世界選手権では、2次リーグ進出をかけた最後の戦いにスタメン出場を逃すという悔しい結果に終わり、「良くも悪くも自分がチームに与える影響が大きいことを実感した。そこを踏まえてイタリアでは戦ってきたい」と、話した石川。日本チームのエースとして、チームに貢献できる力をつけて帰って来ることが、心に秘めた目標のようだ。

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課題は効果率。イタリアリーグでも効果率にこだわって戦い成果をあげたい

<石川祐希 談話>

世界選手権は悔しい結果で終わってしまいました。今回自分がいいプレーができなかったので、チームに悪い影響を与えてしまったと思っていますし、それが結果に出ていると思っています。
世界選手権が終わった後に、(チームミーティングで)「この結果を受けて、一人ひとりが何をしなければいけないのかを考えて行動しなければいけない」という話をされて、本当にそうだなと思いました。自分としては、スパイクの効果率<(得点−失点)/打数×100 ※失点は被ブロックやスパイクミス>が非常に低かったので、イタリアリーグでも効果率にこだわって戦い、それを克服したいと思っています。
幸い、コンディションが非常に良い状態なので、この状態を継続し、試合に出続けられるようにしていくことが重要だと思っています。(ネーションズリーグに参戦せず、調整に当てたことで)全日本のトレーナーの方をはじめ、専門家の方々からコンディションを向上させることだけでなく継続させることも学びました。7月に全日本に復帰してからも、コンディションを落とさずに戦うことができたのは、細かいところの動かし方や、自分の身体に合うエクササイズを知ることができたのが一番大きかったです。こういうトレーニングをしていると腰に負担がかからないなどということを、自分自身で認識し実践できたので、イタリアでも継続していきたいですし ケガなく帰ってきたいと思っています。
また、能力の高いチームメイトばかりなので、選手から学べることも多いと思います。新しい環境ですが、そこへの対応力というのも海外リーグで戦うからこそ身に付くものだと思うので、しっかり学んでいきたいと思っています。
学生時代にイタリアで3回プレーしていますが、スタートからいいコンディションで入れるのは久しぶりで、非常に幸せを感じていますし、モチベーションにもなっています。シエナではしっかり試合に出続けるということを最低限の目標とし、効果率にこだわって戦い、チームの目標である1部残留、欲を言えばプレーオフ出場という目標を達成できるように、与えられた役割をしっかりこなしていきたいと思います。

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競り合いを制する決定力をつければ世界と戦える位置にいる

今回、世界選手権を戦って感じたことは、世界との差はそれほど大きくないということです。結果が悪かったので、矛盾していると思われるかもしれません。もちろん反省もしなければいけませんが、今回は競り合う部分が非常に多く、この1プレー、この1点を取りきれていれば…、という場面が多々ありました。(試合の流れを変える)チャンスはいくらでもあったので、その1点を取りきる力をつけて、そこにストレスを感じることなく、自分たちがやりたいバレーをやれるようになれば世界と戦える位置にいると思います。
自分としてはスパイクの効果率という、今回明確になった課題を克服し、来年につなげたいと思っています。良くも悪くも自分がチームメイトに与える影響は大きいということを今大会で実感したので、イタリアではそこを踏まえて戦い、(日本チームに貢献できる)力をつけて帰ってきたいと思います。
来年はワールドカップ、再来年は東京オリンピックがあります。限られている時間の中でこうして海外に出て、ワンシーズン戦えるということは非常に良い経験になると思うので、イタリアでは目の前のことを大切にしつつも先を見ながらプレーしていきたいと思います。

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