世界選手権に出場する龍神NIPPONは、9月1日にフィンランドのクオピオで国際親善試合を行い、フィンランドナショナルチームに2−3で敗れた。フィンランドは世界ランキング18位で、以前、豊田合成でプレーをしていたトーマス・サムエルボ監督が指揮を執る。
日本2(25-13、19-25、22-25、25-21、12-15)3フィンランド
【スターティングメンバー】
藤井直伸 石川祐希 山内晶大 西田有志 福澤達哉 李博 古賀太一郎
<第1セット>:石川祐希選手のサーブで崩して山内晶大選手がクイックを決め先取点。福澤達哉選手のサーブからチャンスを作って石川選手が決め5-3、切り返しから福澤選手がパイプ攻撃を決め8-5でテクニカルタイムアウト。石川選手のサーブから山内選手が切り返しを決めて10-6とリードを広げた。山内選手のサーブが効果的に相手を崩して連続得点を重ね、13-7でフィンランドはタイムアウトを要求した。さらにサービスエース、相手のミスで16-7。西田有志選手のサービスエースで18-9とし、再び相手タイムアウト。ここで大竹壱青選手、関田誠大選手を投入する2枚替え。その大竹選手がレフトからスパイクを決め19-10、李博選手の連続サービスエースが出て22-11。最後は石川選手がサービスエースを取り、セットをものにした。
<第2セット>:メンバーは変わらず。山内選手のクイックで先取点を奪うが、序盤は相手も応援を後押しにブロックで攻勢に出て、日本は連続失点し3-5でタイムアウト。サーブでも攻められ、4-9とリードを広げられる。西田選手から交代し、大竹選手を投入した後、お互いに得点を重ね8-12となったが、日本が不本意な反則を取られて連続失点し8-15でタイムアウトを要求。セッターを関田選手に交代し、大竹選手がブロックを決めて10-17。しかし終盤も点差は縮まらず、15-22。しかしキャプテン・柳田将洋選手がリリーフサーバーで登場、相手を崩すと石川選手がパイプ攻撃を決めて17-23。さらに大竹選手のサービスエースで19-24とするとフィンランドはタイムアウト。だが最後はスパイクを決められ、19-25でセットを落とした。
<第3セット>:メンバーを戻してスタート。西田選手のブロックで先取点をあげると、古賀幸一郎選手、石川選手の好レシーブから福澤選手が決めて2-0。山内選手もブロックを決めるが、相手もレシーブで粘り、サイドアウトの応酬で8-8と互角の展開に。スパイクミスで連続失点し9-11となるが、西田選手のスパイクで同点に追いつく。15-15からサービスエースを取られ、連続失点で15-17。西田選手の連続サービスエースで19-18とリードするとフィンランドがタイムアウト。さらにエースを奪って20-18となったが、相手もサーブが走り、連続失点で21-22。終盤、日本はスパイクを決めきれず、逆に相手に決められてこのセットも失った。
<第4セット>:メンバー変わらず。序盤からフィンランドに走られ0-3とされるが、藤井直伸選手のサービスエースで3-4。なかなか相手の攻撃に的を絞れず勢いを止められない。西田選手のサーブで崩して相手のミスを誘い8-9、福澤選手のサーブからチャンスで西田選手が切り返しを決め10-10。藤井選手のブロック、相手のミスで12-10としフィンランドのタイムアウト。その後も連続得点で14-10とするが、18-14から決めきれず19-16とされたところで日本はタイムアウト。石川選手のスパイクや藤井選手のツーアタック、福澤選手のサービスエースで23-18と突き放し、フィンランドがタイムアウト。しかしここから連続得点を許し、23-21で日本は再びタイムアウトを要求、何とかサイドアウトを取って最後は西田選手が決めてフルセットへ。
<第5セット>:メンバー変わらず。ラリーが続く中、李選手の切り返しのスパイクや相手のミスで3-1とリード。しかし相手のブロックに捕まり連続失点で4-4とされる。藤井選手のトス回しに李選手が応えてクイックを決め、福澤選手のサービスエースで6-5。西田選手がスパイクを決め、8-7でコートチェンジ。サーブで崩され連続失点し、8-9でタイムアウトを取った。9-10からブロックに捕まり9-12、さらに連続してブロックに阻まれ10-14と後がなくなった。李選手が決めて、相手のスパイクミスで12-14と追い上げるが、最後はサーブミスで敗れた。
〈以上、JVAのレポートを引用〉
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トップ画像は7月に行われた日韓対抗より。