インドネシアのジャカルタで行われている「第18回アジア競技大会」に出場している日本は、24日午前に第2戦を行い、初戦でカザフスタンに勝利したミャンマーにフルセットの末競り勝った。この結果、日本はCグループを首位で通過し、26日(日)の順位決定予備戦(1-12位)に臨む(対戦相手未定)。
日本3(25-21、17-25、25-19、21-25、19-17)2ミャンマー
【スターティングメンバー】
小澤宙輝 出耒田敬 千々木駿介 高松卓矢 傳田亮太 深津英臣 本間隆太
<第1セット>:出耒田敬選手のブロックポイントで日本が先制、さらに千々木駿介選手のスパイク、サービスエースやキャプテン・深津英臣選手のブロックで得点を重ねた日本が16-12と先行する。中盤、ミャンマーの前後に揺さぶるサーブに崩され同点とされるが、嫌な流れになりかけたところを、傳田亮太選手のブロック得点で断ち切った。最後は千々木選手のサーブで崩して相手のミスを誘い、25-21で日本がセットを先取した。
<第2セット>:第1セット途中出場の髙野直哉選手をスタートから起用。確実にサイドアウトを取りたい日本だが、スパイクミスが続き、序盤はミャンマーが先行する展開となった。追い上げたい中盤以降も14-17から連続得点で突き放され、流れをつかめない。そのままミャンマーのサイドからの攻撃を止められず、17-25でこのセットは失った。
<第3セット>:第1、第2セットと同様に序盤は競り合いが続いた。9-9から千々木選手のスパイクやサービスエースで11-9と抜け出すと、傳田選手のスパイクやブロックでさらに得点を重ねた。連続得点される場面もあったが、相手ミスにも助けられてリードを保った日本は、髙野選手のスパイクで25点目を奪い、セットをものにした。
<第4セット>:髙野選手のブロックポイントで日本が先制。しかし競り合って8-8となった場面から、ミャンマーのサーブ、ブロックで連続失点を喫し、逆転を許した。中盤に出耒田選手らの活躍で連続得点し、さらに終盤にも深津選手のサーブから得点を加えて21-22と1点差まで追い上げたが、最後は連続失点、このセットを取られてフルセットへともつれ込んだ。
<第5セット>:2-4と先行される苦しい立ち上がりから、千々木選手、髙野選手のスパイクで追い上げ、6-6でミャンマーを捕らえた。そのまま競り合って迎えた終盤、高松卓矢選手のサーブから傳田選手が1枚ブロックで得点し13-11と抜け出す。14-14でも決着がつかず、ジュースにもつれこむも、高松選手のスパイクでマッチポイントを迎えると、千々木選手のサービスエースで決勝点をあげ19-17、フルセットの末にミャンマーに勝利した。
<寺廻太チームリーダーコメント>
カザフスタンを3-1で破ったミャンマーの実力は確かなもので、非常にレベルの高いバレーを展開していた。両チームとも粘り強く戦いフルセットにもつれ込んだ一戦は日本が競り勝ったものの、実力差は紙一重であった。改めてアジアのレベルが上がっていることを痛感した予選リーグでもあった。C組の1位通過を決めたが、今後も気の抜けない戦いが待ち受けている。一戦必勝、全員バレーで勝利を目指し全力で戦う。
〈以上、JVAのレポートを引用〉
掲載画像は全てAVC(アジアバレーボール連盟)
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