18日にインドネシアのジャカルタで開幕した、第18回アジア競技大会。アジアのオリンピックとも言えるこの大会の日本男子バレーの初戦が22日行われ、カザフスタンにフルセットの末競り勝った。カザフスタンは昨年のアジア選手権出決勝を戦った相手。苦しみながらも初戦を制したことで勢いに乗ってくれることを期待したい。
日本3(22-25、25-20、25-27、25-19、20-18)2カザフスタン
【スターティングメンバー】
深津英臣(S) 小澤宙輝(OH) 出耒田敬(MB) 千々木駿介(OP) 高松卓矢(OH) 傳田亮太(MB) 本間隆太(L)
<第1セット>:アジア競技大会男子の初戦、高さで上をいくカザフスタンとの対戦。全日本初選出の小澤宙輝選手がサーブで攻め、高松卓矢選手のスパイクで連続得点、5-1と序盤から日本が先行する。さらに出耒田敬選手や傳田亮太選手のサービスエースでリードを広げるが、カザフスタンもサーブで応戦。高い打点からのサーブに守備が乱され、終盤にも連続失点。前半のリードを生かしきれず逆転され22-25で失った。
<第2セット>:スタートから小澤選手に替え髙野直哉選手を起用。前半はカザフスタンに先行されたが、攻守に渡る活躍で再び日本に流れを引き寄せる。さらに日本は途中出場の小野寺太志選手がブロックポイントで同点とし、髙野選手のサーブで逆転。競り合いが続いた終盤、日本は高松選手のスパイクで連続得点をあげ20-17とリードを広げ、さらに高松選手の連続サービスエースで引き離し、最後は髙野選手のスパイクで25-20、セットを奪取した。
<第3セット>:拮抗した展開が続く中、ポイントになったのはサーブ。日本が高松選手のサービスエースで得点すれば、カザフスタンも緩急をつけたサーブで日本の守備を乱し、連続得点。攻撃が単調になったところをブロックで封じられ、苦しい展開を強いられながらも24-24まで追い上げたが、最後もカザフスタンのサービスエースで25-27とされ、このセットは失った。
<第4セット>:追い込まれた日本はサーブで攻め、傳田選手が3本のサービスエースで17-11とリードを奪う。さらにキャプテン・深津英臣選手のサービスエースで得点を重ねた日本は千々木駿介選手のスパイクで25-19、セットを取り返しフルセットへ。
<第5セット>:カザフスタンに先行を許し、7-9と追う展開を強いられた日本だが、終盤、千々木選手の連続スパイクで逆転、15点では決着がつかずジュースにもつれこんだ。しかし高松選手、千々木選手が要所で決めて20-18、大逆転で今大会1勝目をあげた。
〈以上、JVAのレポートを引用〉
掲載画像は全てAVC(アジアバレーボール連盟)
http://asianvolleyball.net/
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