アジアカップ、銅メダル獲得!!

台北(チャイニーズタイペイ)で行われていた第6回アジアカップ男子で、日本は銅メダルを獲得した。3位決定戦の相手は地元のチャイニーズタイペイ。昨シーズンはヴォレアス北海道でプレーし、2018/19シーズンはパナソニックパンサーズへの加入が発表されたばかりの陳建禎が主将を務めるナショナルチームを相手に2セットを先取され、第3セットもマッチポイントを握られながらの逆転勝利に、若い選手たちは歓喜の輪を作った。
優勝は初出場のカタール。多少のメンバーの入れ替えはあるようだが、アジア競技大会に出場するため、そのままジャカルタに移動する。
日本チームは16日に帰国する。

日本3(21-25、20-25、32-30、29-27、17-15)2チャイニーズタイペイ

【スターティングメンバー】
樫村大仁 小林光輝 仲本賢優 樋口裕希 宮浦健人 勝岡将斗 小川智大

20180816_2
途中出場ながらスパイクで17得点を挙げた富田将馬

<第1セット>:相手は速攻を軸としていることから、日本はサーブの効果率をアップを目標としていた。序盤は目標通り仲本賢優選手がサーブで攻め、樋口裕希選手のブロックなどで4-1とリード。ラリーから樫村大仁選手のブロックで8-5とし、テクニカルタイムアウトを迎えた。しかしタイム明けはスパイクミスの後、アウトオブポジションで9-9とされ競り合いに。11-11から宮浦健人選手や樋口選手のスパイクで16-13とリードしたが、スパイクミスと相手カウンターで18-18となり日本のタイムアウト。勝岡将斗選手に代わって富田将馬選手が入ったが、19-21と逆転されて再びタイムアウトを要求する。しかし相手の勢いを止められずにミスを続けてセットを落とした。

<第2セット>:富田選手がそのまま入ってスタート。6-6からサーブミスとスパイクミスでリードを許すと、歯切れの悪い日本の攻撃に対してマンツーマン気味のコミットブロックでプレッシャーをかけられ、8-14と苦しい展開。サーブで攻められる中、仲本選手に代えて勝岡選手、宮浦選手に代えて高梨健太選手を投入し、リズムを戻して18-20まで追い上げたが、終盤に連続でブロックされてこのセットも失った。

<第3セット>:勝岡選手、富田選手、高梨選手のサイド陣でスタート。キャプテン・小林光輝選手や勝岡選手のサービスエース、高梨選手のスパイクで得点を重ね、11-6とリードした。その後、12-10まで迫られたが、勝岡選手に思い切りのいいスパイクが戻り、チームに勢いを与えて24-20としセットポイントを迎えた。しかし富田選手のスパイクミスと高梨選手の被ブロックで24-22と追われてタイムアウト。大歓声の中、一本切りたい日本は、富田選手に代えて新井雄大選手を投入したが、サーブレシーブを崩されて新井選手が止められると、さらに高梨選手のスパイクミスでジュースに持ち込まれた。富田選手のスパイクミスでアドバンテージを許したが、次は富田選手が何とか決めて追いつき、勝岡選手がラリーからスパイクをねじ込みアドバンテージを取り返すという一進一退の展開。樫村選手もクイックを決めると、最後はラリーの末に相手のスパイクミスで何とかセットを取り返した。

<第4セット>:序盤は競り合って、8-8から勝岡選手がサービスエースを決めると、富田選手のスパイクで13-10とリードした。その後はサイドアウトを取り合う展開で進み、23-20とリードを保っていたが、連続得点を許し23-22で日本はタイムアウトを要求。さらに高梨選手のスパイクミスで追いつかれ、再びジュースにもつれ込んだが、28-27から高梨選手がスパイクを決めてセットを奪い、フルセットに持ち込んだ。

<第5セット>:一進一退の展開が続き、8-7でコートチェンジすると9-8から樫村選手のブロックで10-8とし、そのまま14-12でマッチポイントを握った。しかしサイドアウトの後、サーブレシーブを崩されると決めきれず、この試合3度目のジュースへ。高梨選手が決めて16-15とすると、最後は樋口選手がサービスエースを奪って勝利を収めた。

試合前半にサイド陣が総崩れしたものの、セッターの小林選手、リベロ小川智大選手がよく守り、樋口選手や樫村選手らミドルブロッカー陣の奮闘に加え、ベンチからのアドバイスでサイド陣が何とか復調したことで勝利を手にした。地元の応援に圧倒的される雰囲気の中で勝ち切れたことは、若いチームにとって大きな財産となった。
なお個人賞としては、小川選手がベストリベロ賞を受賞した。

〈以上、JVAのレポートを引用〉

コート内での画像は全てAVC(アジアバレーボール連盟)
http://asianvolleyball.net/

20180816_3
銅メダルを獲得して笑顔の記念写真(小林主将のTwitterより)

【最終順位】

優 勝 カタール
準優勝 イラン
第3位 日本
第4位 チャイニーズタイペイ
第5位 タイ
第6位 オーストラリア
第7位 カザフスタン
第8位 韓国
第9位 ベトナム

ベストリベロ 小川智大

なお、この試合の模様は下記で観ることができます。
●Youtube

20180816_4
閉会式を待つ間、カタールチームの自撮りで盛り上がる日本チーム(DAZNの画面よりキャプチャー)

【関連記事】

アジアカップ、カタールに敗れ3位決定戦へ!
アジアカップ、オーストラリアを破り初勝利!
AVC予選ラウンド第2戦、カザフスタンに敗れる
AVC予選ラウンド第1戦、韓国に惜敗。次戦はカザフスタン
大学界の精鋭が挑むアジアカップが間もなく開幕!

 

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。