台北(チャイニーズタイペイ)で行われている第6回アジアカップ男子で、日本は準決勝を戦い、カタールに1-3で敗れた。カタールは今大会初出場ながら、決勝にコマを進めた。ビーチバレーやサッカー同様、欧米からの選手を帰化させ、国を挙げてスポーツ強化に乗り出しているカタールは、ビーチバレーではすでに世界トップランキング。今週末から始まるアジア競技大会でも、日本の壁になる可能性のあるチームだ。
日本の最終戦は、地元・チャイニーズタイペイを相手に、2012年、2016年と並ぶ今大会最高位をめざす戦いとなる。
3位決定戦は15日(水)16:00よりチャイニーズタイペイと。
日本1(21-25、25-22、19-25、16-25)3カタール
【スターティングメンバー】
樫村大仁 小林光輝 仲本賢優 樋口裕希 宮浦健人 勝岡将斗 小川智大

<第1セット>:リベロ小川智大選手らの好レシーブから、宮浦健人選手や仲本賢優選手がスパイクを決めて3-1と好スタートを切ると、8-6でテクニカルタイムアウトを迎えた。その後は高さのあるスパイクを決められたが、対応して日本リードで終盤へ。しかしラリーからスパイクを決められ19点で並ばれると、サーブレシーブが崩れたところからのクイックでコンビミス、20-21と逆転されてタイムアウトを要求した。その後もラリー中のスパイクミスや、サーブレシーブを乱されてのミスで連続失点、さらにサービスエースを取られてこのセットを落とした。
<第2セット>:メンバーはそのまま。序盤から積極的に樋口裕希選手や樫村大仁選手のクイックでサイドアウトを奪った。キャプテン・小林光輝選手のブロックからつないで仲本選手が決め、8-7でテクニカルタイムアウト。その後も優位に試合を進め、樋口選手のサービスエースで15-13とリードすると、Bクイックをおとりにライトから宮浦選手が決める展開へ。22-21からはカタールにスパイクミスが出て突き放し、最後は宮浦選手が決めてセットを取り返した。
<第3セット>:途中までは一進一退の展開だったが、15-15から勝岡将斗選手がブロックされてテクニカルタイムアウトを迎えると、その後も得点され、15-17で日本はタイムアウト。追い上げたいところでさらにブロックされ、スパイクミスも重なって17-21とされた。高いブロックにワンタッチを取られ、ラリーで得点される苦しい展開を打破できず、そのままこのセットを失った。
<第4セット>:仲本選手に代えて富田将馬選手を投入。序盤は競り合いながら進んだが、7-8で迎えたテクニカルタイムアウトの後、その富田選手がブロックされると、続いて宮浦選手のスパイクミスで7-10とリードを許した。その後はサイドアウトを取りながらチャンスを作ろうとしたが、ライト攻撃をマークされて12-14から宮浦選手が被ブロック。日本のスパイクミスもあって、一気に12-18と引き離された。樫村選手に代えて平井海成選手を送り込むが、日本はミスでの失点にリズムを崩してしまい流れを変えることができない。終盤には宮浦選手に代えて新井雄大選手、勝岡選手に代えて高梨健太選手を投入したが、力及ばずセットを落として敗れた。
〈以上、JVAのレポートを引用〉

掲載画像は全てAVC(アジアバレーボール連盟)
http://asianvolleyball.net/
なお、この試合の模様は下記で観ることができます。
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