台北(チャイニーズタイペイ)で行われている第6回アジアカップ男子で、日本は順位決定戦を戦い、オーストラリアを3-1で破った。この結果日本は14日に、韓国を破ったカタールと準決勝を戦う。この試合で今大会初めてスタメンに名を連ねたオポジット宮浦が21点上げる大活躍を見せたが、セッター小林が積極的に樋口、樫村の速攻を多用したのもその要因のひとつとなった。
日本の次戦は14日(火)16:00よりカタールと準決勝戦。
(DAZNによる生中継あり)
日本3(25-21、25-17、21-25、25-15)1オーストラリア
【スターティングメンバー】
樫村大仁 小林光輝 仲本賢優 樋口裕希 宮浦健人 勝岡将斗 小川智大

<第1セット>:オーストラリアの速いサーブで崩され1-4でタイムアウト。さらに日本は決め急いでブロックに捕まり、2-8 でテクニカルタイムアウトを迎えた。しかし苦しい場面から宮浦健人選手のサービスエースやスパイクでブレイク、7-10 とすると、相手ミスでさらに得点し、11 点で同点に追いついた。中盤はアドバンテージを許し、サイドアウトを取り合う展開。20-20で前衛に上がってきたキャプテン・小林光輝選手に代えて高梨健太選手、樫村大仁選手に代えて道井淳平選手を投入すると、ブロックから仲本賢優選手が連続でスパイクを決めてリード。サイドアウトでメンバーチェンジした後、宮浦選手が切り返しを決めて24-21 とすると、最後は樋口裕希選手が相手のクイックをブロックしてセットを奪った。
<第2セット>:小林選手が相手のサーブターゲットを崩し、仲本選手や勝岡正斗選手がスパイクを決めて3-0と好スタート。オーストラリアの強いサーブをしのぎながら8-4でテクニカルタイムアウトを迎えた。その後もブレイクチャンスで宮浦選手が決めて点差を広げ、11-5としたところでオーストラリアはタイムアウトを要求した。その後はブロックやサーブでブレイクされたが、単発でしのいでセット連取に成功した。

<第3セット>:出足はリズムに乗って切り返しの攻撃を樋口選手、宮浦選手が決める展開。しかし5-1とリードしながら相手サーブに崩されて6-6で追いつかれ、さらにサービスエースを2 本取られて7-9とリードを許した。やや集中力が落ち、10-13とされたところで日本はタイムアウト。中盤はサーブで崩され、単調になったスパイクをブロックされてリズムを失った。11-16から、カザフスタン戦で活躍した富田将馬選手を投入したが、流れを変えるには至らず。後半、宮浦選手のスパイクや小林選手のブロックで18-20と追い上げたが、サーブミスが出て18-21となり、その後は追い切れずにセットを奪われた。
<第4セット>:序盤はリズムを取り戻したオーストラリアに対して一進一退の展開。どちらも主導権を握るきっかけをつかめないまま8-7となり、テクニカルタイムアウトを迎えた。しかしタイムアウト明けに宮浦選手が相手スパイクを1 枚でブロックすると、その宮浦選手のスパイクや、樋口選手がラリーでクイックを決めるなどして16-7と一気に引き離す。さらにラリーで樫村選手が3本連続でクイックを決め21-9と大量リードを奪い、そのまま逃げ切って勝利を飾った。
〈以上、JVAのレポートを引用〉
掲載画像は全てAVC(アジアバレーボール連盟)
http://asianvolleyball.net/
なお、この試合の模様は下記で観ることができます。
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