ビーチバレーワールドツアー東京大会開幕!

25日(水)東京で初めての開催となるビーチバレーの国際大会「FIVBビーチバレーボールワールドツアー2018 3-STAR 東京大会」が、THE ODAIBA 2018内ビーチバレーボール特設会場にて開幕した。今大会には男子39チーム、女子33チームが参加。25日には予選が行われ、勝ち残ったチームと本戦から出場する計32チームが、26日に4チームずつ8プールに分かれてトーナメント戦を行う。各プールの上位3チーム、計24チームが本戦トーナメントに進出する。27日には各プールの2位と3位の計16チームがそれぞれ1試合を戦い、勝利した8チームとプール戦の各プールの1位チームの計16チームが戦い、勝者8チームが準々決勝に進む。28日は準々決勝と準決勝が、29日には3位決定戦と決勝戦が行われる。

ビーチバレーのワールドツアーは5-STARから1-STARまで5つのカテゴリーに分けられ、5-STARが最高位のツアー。STARが多いほど賞金総額や獲得ポイントが高いのだが、ワールドランキングの持ち点によりエントリーできるカテゴリーが限られるため、ポイントが少ない選手は下位のカテゴリーに出場し、ポイントを加算していく必要がある。
7月25日現在のワールドランキングは、日本の男子では石島雄介・高橋巧ペアが79位で最上位。女子では長谷川暁子・二見梓が32位、7月9〜15日に行われた5-STARスイス大会で5位入賞した石井美樹・村上めぐみが33位で続く。

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25日は久しぶりに涼しさを感じられる夜だった。暗闇に浮かび上がるコートはそれ自体が美しい

今大会は、日本でのビーチバレー国際大会では初めてナイターゲームが行われている。場内ではビールをはじめとするアルコールも販売されていて、DJが試合中も会場を盛り上げる。インドアバレーとは違う開放的な雰囲気を楽しんでほしい。

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セット間やテクニカルタイムアウト時にはHOOTERS GIRLがエネルギッシュにおもてなし

〈男子日本チームの結果〉

小野寺将克・柴田大助 0(17—21、18—21)2 トルコ(HASAN HUSEYIN MERMER・SAFA URLU)
庄司賢右・池田隼平 0(12—21 18—21)2 オーストリア(Felix Friedl・Maximilian Trummer)
井上真哉・永井雄太 0(10—21、19—21)2 アメリカ(SEAN ROSENTHAL・CHASE BUDINGER)
畑辺純希・土屋宝士 2(22—20、19—21、15—11)1 中国(ZHUOXUN LI・CHAOWEI ZHOU)
倉坂正人・村上斉 0(16—21、15—21)2 カナダ(CAMERON WHEELAN・JAKE MACNEIL)
白鳥勝浩・上場雄也 2(25—23、17—21、15—6)1 カナダ(LIAM KOPP・WILLIAM HOEY)

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8月のアジア大会代表である白鳥・上場ペアはフルセットでカナダペアを倒し、メインドロー進出を果たした

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柳田と一緒にパリ五輪出場をめざす!〜池田隼平〜

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池田隼平 1993年3月5日生まれ 2010年の春高バレーでは柳田将洋の東洋高に、2011年の同大会では山本湧の東亜高にいずれも決勝で敗れ、2年連続準優勝

高校2年の春高バレーで、柳田将洋(東洋高卒・現プロバレーボーラー)、山田脩造(福岡大大濠高卒・現豊田合成トレフェルサ)と共に「平成三羽がらす」と呼ばれた男がいる。池田隼平(鎮西高卒)だ。高校卒業後、鳴り物入りで法政大に進学したが、度重なるケガ、特に両足の中足骨の故障に悩まされ、満足にプレーできないまま卒業を迎えた。

「大学時代は苦しかったですね。ひどいときは満足に歩くこともできませんでした」

慶應義塾大で柳田が、日本体育大で山田が主将を務め、活躍している時に、名門の法政大は2部に甘んじ、池田自身は試合に出場できないことも少なくなかった。
卒業後は法政大の先輩で、ビーチバレーで2度のオリンピックに出場した朝日健太郎(現参議院議員)の紹介で株式会社フォーバルに入社。インドアのバレー部に所属しながら中足骨を手術〜リハビリを経て、2017年にビーチバレーに転向した。

ワールドツアーに初参戦したのは昨年11月にシドニーで行われた2-STAR。その後、今年の4月にタイのサトゥンの1-STAR、マレーシアのランカウイの1-STARと転戦したが、いずれも予選敗退。未だ賞金獲得はない。そして、初めて東京で行われた国際大会。今年の5月からペアを組む庄司賢右と共に予選に挑んだが、オーストリアペアの前に屈した。

「日本で国際大会が行われることが少ないので、このような環境でプレーできることに感謝しながらコートに立ちました。できれば明日からのメインドローに進みたかったのですが、敗れてしまい、悔しい思いです。僕自身、立ち上がりは若干の固さがあってミスを連発してしまいましたし、相手にも自由にプレーさせてしまいました。アグレッシブに攻めて自分たちのペースで試合を進めたかったのですが、2セットとも終始相手にリードを許してしまいました。まだまだ試合中に相手を分析する能力も、それに基づいて対応していく力も乏しいので、これから多くの試合をすることで、そのような力をつけていかなければなりません(ビーチバレーは試合が始まると監督やコーチの指示を受けることができず、コート内の2人だけで判断しなければならない)。国内の試合では僕が狙われることはそう多くないのですが、今日は徹底して狙われました。その時にどうすべきかのアイデアも足りませんでした」

手応えを感じる部分はなかったのだろうか。

「僕の攻撃のスタイルは強打でガンガン攻めること。序盤にミスはありましたが、通用する部分は感じています」

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まだまだビーチバレーの引き出しは少ないが、世界で戦える高さはある。どんどん経験を積んでいってほしい選手だ

ビーチに転向すると共にフォーバルを退社し、今はフリーで活動している。多少のスポンサーは付いているものの、競技を続けながら生活していくのは苦しい状況だという。

「遠征費も結構かかりますし、かなり苦しいです。トヨタ自動車のような企業チームができましたけど、多くの選手は僕と同じような環境で競技を続けています。僕たち選手が国際大会で勝つことが必要なのかもしれませんが、日本でもメジャースポーツにしていかないと、スポンサーにも付いてもらえないと思います」

そのような環境でも競技を続ける池田。目標はどこに置いているのだろうか。

「ワールドツアーを転戦し、常に表彰台を狙えるくらいの選手になりたいです。そして、やはりオリンピックには出たい。東京だけではなく、2024のパリや2028のロスまで見据えて、長いスパンで考えていきたいですね。インドアに比べればはるかに選手生命は長いんです。実際、現在42歳の白鳥さんがいまだに国内ランキング4位ですし、8月のアジア大会日本代表ですから」

最後に柳田のことを聞いてみた。

「今でも時々連絡は取っています。先日の彼の誕生日にもおめでとうLINEを送って、バレーの話をしたり、今度メシ行こうなんてことも約束しました。彼は華やかなところで、注目を浴びてバレーをやっていてうらやましいですね。輝いてます。活躍は励みになりますし、ものすごく刺激を受けています。僕もアスリートとして戻ってきたので、東京は僕が間に合わないかもしれませんが、パリオリンピックに一緒に出ることができたら嬉しいですね。おそらく、お互いに競技を続けている限り、柳田と山田からは刺激を受けると思います」

池田選手の次戦は、7月28〜29に行われるジャパンツアー大洗大会となる。

(写真・文/馬場誠)

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