中垣内ジャパンが参戦しているネーションズリーグの予選ラウンド・第3週が、6月8日(金)から3日間、丸善インテックアリーナ大阪で行われている。
9月に開催される世界選手権(イタリア・ブルガリア共同開催)に向けて、日本バレーの確立を目指している中垣内ジャパンは、第1週のフランス大会ではオーストラリアとイランに、第2週のブラジル大会では韓国に勝利し、手応えをつかんで大阪大会に臨んだ。8日(金)のブルガリア戦も「勝算を持っていた」という中垣内祐一監督。日本のファンの前で欧米のチームから初勝利をあげたいところだったが、0-3(14-25、21-25、27-29/通算成績3勝4敗)で敗れた。

ネーションズリーグの予選ラウンドは、参加16チームが4つのグループに分かれて、5週にわたり毎週末に3試合を行う。日曜、または月曜に移動するが、第2週の会場がブラジルだった日本は37時間かけて大阪入りした。 4チーム中、もっとも遅い現地入りとなり「戦う気持ちはあっても体が思うように動かなかった」という選手が多かった。中垣内監督は「ホームアドバンテージを生かすことができずに残念」と肩を落としたが、スタッフも選手も下を向いているわけではない。会見で「自分たちがやってきたことはこんなもんじゃない」と言い切ったキャプテン柳田将洋の言葉が今のチーム状態を物語っている。

1、2セットは大量失点を許したが、途中出場した浅野博亮が攻守でチームをもり立てると、ミドルブロッカー山内晶大が躍動。オポジット西田有志も復調し、2メートル級の選手が揃うブルガリアに対しても有効な攻撃が多々見られた。セッター藤井直伸は「福澤(達哉)さんが入ってパイプがテンポアップできている」と自信をのぞかせた。李博、山内の速攻に対しても、藤井のトスが攻める気持ちはそのままに、打ちやすさを意識したトスへと進化し、彼らの持ち味である速さや高さが生きる場面が増えている。リベロ古賀太一郎も、ポーランドリーグナンバーワンリベロの称号にふさわしいプレーを見せており、「リベロとして当たり前のプレーをしているだけ」と言いながらも、「勝負どころでの気持ちの切り替え、メンタリティの強さは負けないという自負がある」と頼もしい。

大阪では、9日(土)にポーランド、10日(日)にイタリアと対戦する。どちらも世界トップクラスの力をもつ強豪だが、「明日からは違う自分を見せていく」という18歳西田の言葉に期待をもって、日本チームの戦いに注目したい。
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