19日に関東男子1部春季リーグ戦の最終日が行われ、すでに優勝を決めていた早稲田大学が筑波大学をフルセットで破り、全勝優勝を飾った。早稲田大学の優勝は2季連続25回目。春季リーグの優勝は32年ぶりとなる。全勝優勝は2季連続で、対大学チームの連勝を26に伸ばした。
駒澤大3(25-21.26-24.26-24)0東京学芸
順天堂3(41-39.25-21.25-22)0国士舘
日本大3(25-16.25-22.20-25.25-13)1中央大
慶應義塾3(25-22.25-23.18-25.25-23)1東海大
早稲田3(25-20.23-25.25-19.23-25.16-14)2筑波大
明治大3(25-18.25-18.25-19)0 日体大
最終順位
優 勝 早稲田大学 11勝0敗
第2位 筑波大学 8勝3敗(セット率2.000)
第3位 中央大学 8勝3敗(セット率1.929)
第4位 順天堂大学 7勝4敗(セット率1.857)
第5位 日本体育大学 7勝4敗(セット率1.048)
第6位 明治大学 5勝6敗(セット率1.050)
第7位 東海大学 5勝6敗(セット率1.000)
第8位 慶應義塾大学 5勝6敗(セット率0.750)
第9位 駒澤大学 4勝7敗
第10位 国士舘大学 3勝8敗
第11位 日本大学 2勝9敗
第12位 東京学芸大学 1勝10敗
常勝チームを作り上げた、早稲田大 松井泰二監督
▶全勝優勝おめでとうございます。
ありがとうございます。今日の試合は、優勝が決まってしまった中での戦い。基本的なことが丁寧にできず、内容的にはよくない試合になってしまいましたが、選手が「筑波には負けない」という意地を見せてくれた。その部分ではほめることができます。
▶負けない要点は?
ボールの下に行くなど、基本的なことを丁寧にやれていればミスは少なくなります。普段からそういうことを大切にしています。
▶今大会の成果を教えてください。
高いブロックや、劣勢になった時でも1つ1つレセプションアタックを切っていくということがだいぶできるようになってきました。そしてワンチャンスあれば、その後のディグアタックで点数が入るようになったと思います。
▶リーグを通して、村山(豪)選手の活躍が目を引きました。
そうですね。2年生とは思えないほど落ち着いていますし、相手をよく見て対応できているので、とても素晴らしいと思います。非常にまじめに体づくりに取り組んでいるので、その成果がプレーにも表れていると思います。
▶今年の目標は全日本インカレ連覇ということになりますか。
はい。そこを目標にしながらも、(1つ1つの試合では)普段どおりの力を出せるように、しっかりと戦っていきたいと思います。
今リーグ大躍進を遂げた、順天堂大 飯塚初義監督
▶前年秋季リーグ11位(入替戦)からの4位。大躍進を遂げた理由を教えてください。
昨年の主力がたくさん抜けて、個々の能力ではとても1部では通用しない。チーム力で勝負できるようにしなければ昨秋と同じ道をたどるという危機感をもって臨みました。学生が練習も含めて、今日まで必死に頑張ってきた結果だと思います。
▶具体的に強化した要点とは?
個々のサーブ力を補うために、相手チームの分析をして、(弱いところを)攻めるということを徹底してきました。ブロックにも時間をかけて練習してきました。それが機能したかと思います。結果的に中村(竜輔)がブロック賞を獲ってくれたので、やってきたことは間違いなかったと考えております。
▶昨秋、入替戦に回った時は、Vリーグチームに所属するOBから心配する声をたくさん聞きました。
藤井(直伸/東レ)をはじめ、卒業生が活躍しています。私は監督になって間もないのですが、これからもう一度チームを立て直して、応援してくださる皆さんの期待に応えられるように頑張ります。
▶チームを立て直す上で、どのようなところが課題になりますか。
このリーグ戦ではブロックを中心としたディフェンス力が非常に機能したかと思います。次は攻撃力に照準を合わせてやっていきたいと思います。
▶早稲田大を倒すことが、他大学の目標になると思いますが。
そうですね。我々はまだまだ早稲田さんと戦えるチームではないですが、少しでもいい戦いができるように頑張ります。
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個人賞














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