黒鷲旗全日本男女選抜大会(丸善インテックアリーナ=大阪市中央体育館)。最初の三日間は参加16チームが4グループに分かれて、各グループ総当たりのリーグ戦が行われた。それぞれのグループにはV・プレミアリーグが2チームずつと、V・チャレンジ1や大学、高校チームが振り分けられた。大学と高校のチームが公式戦でVリーグチームと戦えるのは、今大会と天皇杯のみ。格上のチームを相手に若い力が躍動した。
V・プレミア8チームがいずれも2勝し、決勝トーナメント進出を決めたため、高校、大学、V・チャレンジの8チームにとっては大会3日目の5月2日が最後の戦いとなった。
今大会、素晴らしいパフォーマンスで会場を沸かせた早稲田大は、警視庁と対戦。4月28日(土)からの5連戦で、選手のコンディションを心配していた早稲田大の松井泰二監督は、これまでベンチを温めてきたフレッシュな選手をスタメンに起用した。ベンチメンバーとはいえ、セッター中村駿介(2年)、ミドル上條レイモンド(1年)はアジアユース優勝メンバー。特に中村は世界ユースでも正セッターとして活躍し、ベストセッターに選出された逸材だ。サイドの吉田悠眞(1年/洛南高卒)は、2018年の春高で決勝の舞台を経験している。下級生とはいえ、いずれも大舞台を経験しており、この日もV・チャレンジ3位の警視庁をストレートで下して勝利で大会を締めくくった。



V・チャレンジ2位の大分三好と対戦した中央大も、将来性の高い1、2年生が揃っているチームだ。松永理生アドバイザーが「練習でA×B戦をするとほぼ互角。Bチームの勢いがチームに活気を与えている」と話すように、スタメンもうかうかしていられない状況だ。今大会では2日目の堺戦からスタメンの入れ替えを行い、中野竜(2年/サイド)、平井海成(2年/ミドル)、鍬田憲伸(1年/サイド)、山岸隼(1年/セッター)、土岐太陽(2年/リベロ)らがコートに立った。豊田昇平監督の目に留まった選手は誰なのか。今後に注目したい。





前日のJT戦で地力を発揮した筑波大は、2018年春高の覇者、鎮西高と対戦。エース水町泰杜が高2でゲームキャプテンを務める。早稲田、中央大同様、筑波大も5連戦というハードな戦いの中で、秋山央監督はベストメンバーで臨むことを選択。ストレート勝ちして大学トップチームの実力を示した。
関東大学1部春季リーグ戦は5月12日(土)から再開する。残りは各チーム3試合ずつ。上位チーム同士の直接対決も残っており、今大会で存在感をアピールした若い選手たちの出場、活躍にも注目したい。
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