イタリア・セリエAのラティーナで活動していた石川祐希が、シーズンを終えて27日朝に帰国した。成田空港第1ターミナル北ウイングでは、テレビや新聞等のメディアが迎える中、約15分間の囲み取材に対応した。

これからにつながる戦いができた!
▶イタリアでの生活を振り返っていかがですか。
石川 大学生活を終えての海外で非常にいい経験ができましたし、これからにつながる戦いができたのではないかと思います。
▶1シーズン通して挑戦して得られたことを教えてください。
石川 (インカレ出場のため)一度帰国しましたが、チームメイトや監督とずっと一緒に、チームの一員としてやっていくという、昨シーズンとは違う経験ができました。試合に出る機会が多かったですし、活躍といえるプレーもできたと思うので、来シーズンから本格的に(海外で)やっていく上で、いい経験ができたのではないかと思います。
▶海外でやっていけるという手応えは得られましたか。
石川 やれると思う部分もありますし、まだまだだなと思う部分もありますが、プレーにしてもメンタルにしても、常に(プロ)意識をもってやっています。それを毎日積み重ねていけば、自ずと力はついていくと思いますし、きちんとやっているということが自信になっていくと思います。
▶心残りがあるとすれば何でしょうか。
石川 前回よりも(イタリア語を)しゃべれるようになりましたが、日本でプレーしている時と比べると完璧ではなかったので、もっと言葉を学んでコミュニケーションを取らなければいけないと思いますし、もっと自分ができることを見つけていかなければいけないと思います。
▶日本に帰ってきてしたいこと、食べたいものなどはありますか。
石川 いや、向こうの生活に慣れてしまったので、(この後の食事も)パスタでもいいかなと思うくらい(笑)。向こうのままの生活でもいいと思っています。
▶今後はどこを拠点に活動するのですか。
石川 まだ決まっていないのですが、(全日本のスケジュールが入っていなければ)空いている時間はあるので、コンディションを維持できるような環境を整えていかなければいけないと思っています。

厳しいプロの世界。覚悟をもって臨みたい。
▶プロを決断した一番の理由を教えてください。
石川 企業に入る選択肢もあり、比べるとリスクは大きいですが、バレーボールを中心にやっていく以上、プロとして挑戦していきたいという思いが強かったので、プロの道を選択しました。
▶プロになる上で、今シーズン、課題として取り組んできたことは?
石川 結果が求められるので、(チーム内での)自分の役割をより意識してやっていかなければいけないということです。
▶具体的には?
石川 ディフェンスをしっかりやることと、ミスをしないことを心がけていました。海外の選手と比べると身長が足りないので、それを補う力をつけなければいけないと思っています。
▶自己評価すると?
監督が求めているものに対して、自分ができているのかどうかが大切になると思います。最後はメンバーが代わって(役割が)オフェンスになりましたが、中盤まではディフェンスを中心にプレーしていい経験ができました。ただ、いい時と悪い時の差を少なくして、もっと安定したプレーをしていかなければいけないと思っています。
▶プロ宣言後、初めて日本に帰ってきました。改めて今の意気込みを聞かせてください。
石川 非常に厳しい世界だと思いますが、そこに身を置いて頑張ることで、より一層成長できると思います。よくも悪くも自分次第なので覚悟をもって臨みたいと思います。
▶どのような来シーズンを思い描いていますか。
石川 まだ、チームが確定していないので、これからエージェントと話し合いながら決めていくことになると思いますが、今回の経験を生かして、さらに成長した姿をたくさんの方にお見せできるように頑張っていきたいと思っています。

ゆうき最高
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