4月28日(土)、29日(日)に大森東水辺スポーツ広場ビーチバレー場にて「JVAカップ 兼 アジア競技大会 日本代表チーム選考大会」が行われます。この大会の男女各上位2チームが、8月にインドネシアのパレンバンで開催される「第18回アジア競技大会」の日本代表チームとして日本オリンピック委員会に推薦されます。
そして、今大会の直前会見が行われましたので、その模様をまずは男子からお届けします。

西村「アジア大会の代表の座を勝ち取るためにロサンゼルスで練習をしてきて、今朝帰国しました。頑張ります」
越川「今シーズンはロサンゼルスを拠点として練習を積んできました。その成果として、ジャパンツアーの第1戦沖縄大会で優勝することができました。今週末の試合はアジア大会の代表をかけた重要なもので、これに勝てるかどうかで今後の強化方針が大きく変わってきますので、必ず代表の座は勝ち取りたいと思います」

清水「今回の大会ではもちろん優勝を目指します。その中でも“日本のビーチバレーもここまで来たのか”と思ってもらえるようなレベルの高いプレーをお見せできるように、砂まみれになって頑張りますので、ぜひ会場にて応援していただけたららと思います」
長谷川「この土日は、本当に激しい戦いが予想されます。僕自身も熱く熱く燃え上がっていきたいと思っています。清水/長谷川チームのテーマは“熱盛り!”」

高橋「つい先日行われたアジアツアーで、まだコンビを組んでわずか4ヶ月で4位になりました。しかし、世界で戦って行くにはもっと上を目指さなければなりません。伸びしろしかないこのチームの応援を、よろしくお願いします」
石島「1月から2ヶ月間、日本代表チームとしてブラジル合宿を行ってきました。その成果としてアジアツアーでベスト4という結果を残すことができましたが、国内にもまだまだ強いチームがたくさんあります。“絶対にボールを落とさない!”という気持ちはどのチームより強いと思っていますので、1点1点集中して、戦っていきます」
▶越川選手と石島選手に伺います。互いの対戦に向けて勝つためにどんなところがカギになりますか。
石島「う〜〜〜ん、あまり答えたくないですねぇ。ビーチバレーというのはインドアと違ってその日のコンディション、風や天候によっても戦い方が違ってきます。したがって、あまり戦術とかは考えないでやったほうがいいのかなと、2年目に入って感じていますが、まぁ、いいプレーができると思いますよ」
越川「この大会はアジア大会の出場権を獲るための大会ですので、どこのチームが相手でもしっかりと勝ち上がることが一番重要だと思っています。石島/高橋ペアはアジアツアーでベスト4に入っていますし、力があることは証明されているチームです。そういった相手に自分たちがどうやって勝つのか、何をすべきなのかをしっかり考えながら戦っていくことが重要だと思っています」
▶意識しているチームはありますか。
西村「どのチームも何ですが、やはり28日に対戦するであろう石島/高橋ペアは要注意です。石島にサーブを打たないようにします」
長谷川「最近はインドアから転向した選手が増えていますが、“熱盛りペア”はビーチの生え抜きのペアですので、転向組みには負けません!」
高橋「敵は相手ではなく、自分たちです!」(笑)
▶各チームのストロングポイントを教えてください。
越川「精神年齢で年上の越川がお答えします(笑)。うちは年齢の差、ビーチバレー経験の差、この差を生かしてプレーしていきます。もうひとつ言うならば、今シーズンはサーブを強化してきましたので、そこをポイントとしてあげます」
清水「“ブロック番長”と言われる長谷川のブロック力と、後ろで細くてちっちゃい奴がちょこまかと動いていますので、そこを見てください。あとは長谷川選手のテンションに僕がついて行けるのか、そこがクリアできれば僕たちは世界に通用すると思っています」
石島「高橋のストロングポイントは、小さい選手なんですけどパワーがすごくて、ベンチプレスの180kgを上げるんです。力強いスパイクなども見てもらえれば、楽しんでもらえると思います」
ビーチバレーはロンドン五輪でもリオ五輪でも最も観客動員が多かった競技。実際に観てみると、選手のすばらしさ、競技のおもしろさがわかると思います。今大会の観戦は無料。天気も良さそうです。ぜひ会場に足を運んでみてください。